災害ボランティアは僕に何をもたらしたのか。西日本豪雨災害から3カ月です。
こんにちは。広島で建築屋をしている純ちゃん(@junchankia)です。
先日のチャリティコンサートでの支援金受取りの様子。
西日本豪雨からもうすぐ3ヵ月経とうとしています。今回の災害が僕に何をもたらしたのか。結構毎日のように考えています。
災害後、初めてのブログに発生時からのことを書いていますのでそちらもどうぞ。
僕は4年前に起こった安佐南区八木の土砂災害の際は体もお金も気持ちもそこへ動かすことが出来ませんでした。もちろん近くを通ると気にはなっていましたが、やっぱり行動には移すことが出来ませんでした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ ←安佐南区土砂災害はこちら
本来の僕はボランティア精神にあふれるような人間ではないです。このことは僕の古い友人なら分かるような気がします。基本的に僕は本当に他人に興味が無い人間なのです(笑)
長野の友人がボランティアへとスイカくれた!
だけど今回ばかりは本当に体が自然と動いたというか、日常に介入してきた災害に目をそむけていられませんでした。こんな書き方するとかっこよく書きすぎな気もするけど。
実家の裏。
災害は僕たちの日常をあっさりと奪いました。交通手段、物流、情報も滞ったし思考の冷静さまで奪いまいました。
膝上まで埋まる土砂を初めて見たときはゾクゾクと震えるようでした。どのようなテンションで作業していいかも分かりませんでした。必要以上にイライラしたり不安にもなりました。
だけど災害は僕にたくさんのことを教えてくれました。たくさんの経験を積ませてもらいました。これは現在進行形です。
通常の生活では出会うことが無かった方たちにも出会えました。150人以上いる中で自分の経験や思いを語ることもできました。もちろん災害なんて起きないことが一番なんだけど。起きたからにはどうするか、これから起きることに対して僕がどうアプローチできるのかと考えています。
僕にお金を託してくれる方もたくさんいらっしゃいます。中には被災されてる方もいました。お金にも体温があると確かに感じました。お金はバトンだと感じました。
僕たちにできないことはたくさんあります。お金はそれを出来るように変換してくれました。重機や道具や被災者のアイスや避難所のおもちゃやスタッフのお昼ご飯として。
自宅まで支援を渡しに来ていただきました。
ボランティアチーム&KUMANOには現在41名(夏の帰省時に活動していたメンバーも含む)のメンバーがいます。しかし今のアクティブメンバーは10人程度です。しかも週末がほとんどです。そんな状況ですが町の様子や周りの状況を自分の範囲で見る限りは少しずつ復旧していると感じていました。
ですが先日、以前ボランティアに入ったお宅に行きました。ふと様子を見に。そうしたらそこのおじいさんが波板屋根を取り付ける作業をしていました。雨が降ると床下の土間から水がしみてくるそうです。そこの家の裏は河川の決壊でたくさんの土砂が家に入りました。裏の田んぼも浸かり地形も変わりました。
まだまだ現在進行形でした。
僕たちには何ができるのでしょうか。
どう関わっていくことができるのでしょうか。
帰り際におばあちゃんが走って何か取りに行かれました。
ペットボトルのアイスコーヒーをいただきました。
このような人たちが災害により僕に影響してくださっています。
圧倒的な力があるわけではないし、全部に手を回せるわけでは決してないですが、僕の経験したことやこれからの考えていることは発信していきたい。一人でもそれで楽になる人がいるのなら。
幸い今僕に協力して頂いている方はとても前向きな方が多いです。本当にありがたいです。
土砂出しなどのハード面の作業も重要だし、次は何か楽しいことが絶対に必要です。
そんなことをたくさんしたいな。
小学校の校庭に行ったときに子供たちがめっちゃうるさかった!(笑)
多分これが良いんですよね!なんか尻すぼみ感が満載だけどこんな風に悩んで考えてます!
そして僕は建築屋です。実はボランティアに入ったお宅のリフォーム工事を請けることにもなりました。僕の仕事が次の生活に向けて応援できる要素になってとても嬉しいです!
言葉では形容できないんですがめっちゃ嬉しかった!もっと頑張ろう!って気にさせて頂いた。
僕の人生の時間で7/7、災害が起きた次の日、なんも考えづにスコップをもって行って良かったと思います!
レターポットやってます。よければ感想よろしくお願いします^ - ^
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